山形大学

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南後淳
サッカーを通じた工学部での交流
(2010年6月)


  このたび,この欄に寄稿する機会をいただきましたので,米沢工業会報(第54号,2009. 12)に掲載されました記事に関連いたしまして工学部サッカー部顧問を担当になることになったいきさつとサッカーを通じての大学での諸先輩方や学生さんたちとの交流についてご紹介させていただきたいと思います。  実はこのほかにもサイクリングクラブや陸上競技部の顧問も担当しています。サークルに所属する学生さんたちとの直接の交流が最近,希薄になっているようで,そのことが悔やまれます。

私の以前には,機械システム工学科 教授 横山孝男先生(今月の話題 2009年7月号をご参照ください)が,顧問をされていました.先生は学生時代から部員として活躍されており,私にとって,サッカー部の大先輩ということになります。私が教員を始めるきっかけを与えてくださった渡辺克巳先生の研究室に工学部サッカー部の学生がおりました。また,当時のキャプテンが機械科の学生(鮎貝秀太郎さん)でありまして,学生時代は特に関わりのなかったサッカー部で, 教員の立場でありながら,練習に参加させてもらっているうちに横山先生から引き継ぐ形で顧問をお引き受けすることになりました。

  そもそも私がサッカーを始めたのは父の影響です。父は福井県立丸岡高校でサッカー部を創設したメンバーの一人です。同高校は,全国大会では苦戦を強いられますが,福井県内では強豪校のひとつです。私が山形大学に進学することになったのも,父の大学時代(金沢大学)のサッカー部のチームメイトで山形在住の方がおられたのも少なからず影響しています。そんな父を持つ私ではありますが,私自身は中学時代こそサッカー部に3年間在籍しましたが,高校ではすぐに辞めてしまいました。また,本学に進学後も特にサッカーに関わることなく卒業いたしました。
 ところが,本学にて教員を始めて5年ほどたち,30歳を手前にしてもう一度サッカーをしてみたいとなぜか思い立ちました。年齢を重ねても60歳以上のチームでサッカーのプレーを続ける父を見て,何か期するものがあったのだろうかと私自身のことですが,今にしてみればそのように思われます。

その頃はJリーグが開幕し,5年程が経過した頃でサッカー人気も根付き,学生さんたちによるサッカーサークルも乱立している状況でした。練習試合の相手には事欠かない一方で,工学部サッカー部という伝統の重さを負担に感じてか,入部する学生が減り,確実にレギュラーとして活躍できるよう同学年の仲間内で気軽にサークルを結成する傾向があったようでした。そのような状況にあって,サッカー部の主な活躍の場としていた米沢地区社会人リーグにおいても選手が11人集まらないため,試合成立ぎりぎりの人数である7人で試合に臨むことも少なくありませんでした。どのような形でもまず部として存続させることが急務と考え,当時安定したサークル運営をしていたサークルのひとつ(ウゴウゴFC)に声をかけ,ふたつのサークルを合併し,サッカー部として活動することとしました。そのとき声をかけた学生も辻大輔さんという当時,機械科の学生さんでした。非常に快く一緒にチームをつくることを了解してくれたことは今でもありがたく思い起こされます。

 サッカー部OB・OGの諸先輩からすれば,なんと頼りない部の運営かと思われると思います。強力なリーダーシップでチームを引っ張る手法が今の学生さんたちには必ずしも受け入れられない側面があります。また,サッカーは競技人口が多いとはいえ,11人で行うチーム競技で,試合成立限界の少人数で試合に臨まざるを得なかった苦い経験もあります。参加する学生さんたち皆が楽しめることで部として継続した活動を維持することが第一と考えます。また,キャプテンたちの主体的な活動をサポートするチームの雰囲気作りも大切です。そのため,かつてほど厳しい上下関係に耐えうる学生が少なくなっていることは,私の指導力不足で,申し訳なく思います。とはいえ,ボールを介して相手を動かす競技に共通していますが,相手を思いやるこころは世代が代わっても変わらず育まれていると確信いたします。学生時代,直接一緒にプレーしたことがないのに関わらず,どの年代においても私をチームメイト(?)として受け入れる,おおらかさがあります。とはいえ,最近は一緒にプレーすることが体力的にきつくなりました。その寛大なる親しい付き合いも一緒にプレーすればこそと思うのですが,学生さんたちの軽やかな動きを羨望と驚嘆のまなざしで見るだけとなるのが多くなりました。

今年の秋には工学部100周年記念行事と連動いたしましてOB戦を企画しています。前述の米沢工業会報にも紹介しましたが,昨年はそのプレイベントとして開催したOB戦に,赤間秀洋氏, 姉歯信彦氏, 鮎貝秀太郎氏, 飯島正義氏, 大内教親氏, 小池利政氏, 近藤元一氏, 嶋貫有三氏, 末永健吾氏, 田村学氏,中井信義氏(五十音順), 大学側からは,横山孝男先生(機械システム工学科)がご参加くださいました。

2010年10月10日(日)山大工学部グラウンドにて実施する予定です。同時期に在籍していなかった世代でもサッカーを通じて交流していただくことがこの競技であれば可能です。諸先輩方をはじめ,多数の卒業生の皆様の参加をお待ちしております。

南後 淳(なんご じゅん)
機械システム工学科
システム設計工学講座
准教授

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