山形大学工学部/大学院理工学研究科

山形大学工学部百年史編集局

 
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ごあいさつ

工学部百年史誌部会長 横山 孝男

工学部百年史誌部会長 横山 孝男
 国家百年の計は教育にある通り、明治維新以来我国は小学校から大学に到るまでの教育機関の構築と充実に邁進し、真に全国津々浦々から国に貢献する人材を集め、育てる体制を作り上げるに到った。
 本米沢高等工業は更に設立を重ねる帝国大学に時同じくして米沢市はもちろんのこと東京に上った上杉藩出身者の努力を受け山形県全県の念願として明治の完成期に設立される。
 明治43年の設立以降にも、縮小などの危機を乗り越え、第二大戦後に新制大学工学部、そして平成19年(2007年)四月には山形大学大学院理工学研究科に到った。
 100年史誌部会としては100年史、及び100年誌の2種を編纂する。

山形大学工学部100年史編集方針

 山形大学工学部百年史を編纂することは、工学部自身の自己確認を行い、自己評価を行うことである。編纂されたものは、次世代へ向けての新しい工学部像を描く際に、避けて通れない礎となり、また指針を与えるものでなければならない。編集の基本方針は、この自己確認と自己評価を行うために、百年間の中で何が引き継がれ、何が失われてきたか、そして新たに何が加わってきたかを明らかにすることになる。山形県や米沢市等の地域との係わり合いの中でも同様に、伝承、喪失、付加の事柄を明らかにしていくことである。
 山形大学工学部百年史は一般的な大学史から観れば、本来一つの部局史であるため大学史から独立した形で世に出ることは特異なものに見えるかもしれない。これまでの百年の中で創立から約40年間は、高等工業学校あるいは工業専門学校として一つの独立した教育・研究機関であった。戦後間も無く学制改革により、全員の辞表提出後、数名を欠いての採用により新制大学の一部局である山形大学工学部となり、現在まで約60年間続いてきている。このような背景の中で高等工業学校時代の40年間と一部局として60年間を経た工学部の100年間を連続して顧みることは、100年という節目としての意味のみならず、現在の理工学研究科を理解する上で重要な意義となるのではないか。

編集の具体的な取り組みは、以下の3項目に集約される
  1. 学内外から可能な限り史料の発掘・収集を積極的に進め、百年史記述のための資料とする。
  2. 米沢高等工業学校の創立から現在ま山形大学工学部までの沿革を明らかにし、これまでに起きた事柄にどのように対処したかを客観的に記述する。
  3. 収集した史料そのものが重要な歴史的事実であるため、次世代以降への引き継ぐ責任として、散逸を防ぐための保存方法等について検討していく。


100年記念誌の編集方針   ―大きな節目にふさわしい100周年記念誌―

 100周年という大きな節目に出版する記念誌は、大学関係者の枠を超えて広く人々に読まれ、また、長く後世に残ることになるであろう。
 このような記念誌には、それにふさわしい内容と製本体裁としたい。記念誌は、すでに原稿があるものを印刷することとは全く違って,いわば創り上げるものと認識する。その中に米沢の風土と歴史の上に立った本学の独自性を盛り込んだものとする。

編集の具体的な取り組みは,以下の通りである。

  1. 山形大学工学部の百年の歴史と社会への貢献をあきらかにし,関係者への謝意と現況の紹介などを記して,読者と工学部の結びつきをさらに深める内容とする。
  2. 米沢の歴史と風土の中で山形大学工学部が歩んできた百年を,主に写真や資料を通して広く世の中に紹介し,また後生に伝えるための記録誌とする。
  3. 過去の歴史の記録だけでなく,さらなる百年に向けて,山形大学工学部が持つ大きな可能性についても積極的に記載する。
  4. 独立行政法人化という大きな変革の時期にあたり,本工学部関係者だけでなく,地域の方々や将来山形大学工学部を目指すことが期待される高校生以下の若者にも興味を持って読んでいただけるような内容・構成とする。

 以上の100年史及び100年誌の編集方針の下,今後,関係者各位への執筆依頼や,学内・学外に埋もれた資料や記録写真の発掘と保存などを進めていく予定で今般,ホームページ開設にあたり,更なる皆様のご協力とご支援をお願いたします。

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